2012年11月21日水曜日

Kendrick Lamar/Good Kid M.a.a.D City

2012 CA

下半期最大の話題作Kendrick Lamarの新作。前作"Section.80"が素晴らしい内容だっただけに期待も膨らみます。Dr.DreのレーベルAftermathというメジャー配給のためか、Pharrell、Just Blazeといったビッグネームに、売れっ子のT-Minus、Hit Boyらがプロダクションで参加。全編に渡ってスキットを挟めつつドラマチックにアルバムが展開していきます。リリックもストーリー仕立てのようですね。シングル単位での強烈な一発というよりもアルバムの流れで勝負といったアルバムでしょうか、予想以上に地味でメローな作風に驚きましたが、なんでしょうか何度もリピートしていくうちにどんどんハマってきます。たぶん今年1番聴いてるアルバムかなと。ラップスキル云々だけじゃなくて、Beach Houseネタの話題曲5.Money Trees、Janet Jacksonネタの6.Poetic Justice等で聴かれる印象的なフックを作れるというのも魅力なんでしょう。途中で曲調が変わる2部構成の曲や、MC Eihtがラップで参加していたり、アルバムはDr.Dre参加の12.Comptonで終了(曲の終わりしなにトークボックスが)となかなかおもしろい演出もあります。話題性、内容共に今年を代表するアルバムなのは間違い無いですね。一つ気に入らないのは最近多い通常版とデラックス版の存在で、デラックス版には先行で聴けていたDreとの"The Recipe"とか入ってるってことで、この売り方はホントやめて欲しいと思います。ちなみに文句言いつつもデラックス版を買ってしまいました(↑の画像は通常版です)。

 

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