2012年4月19日木曜日

Curren$y & Alchemist/Covert Coup

2011 LA,CA

Curren$yとAlchemistのコラボEP。ドラマチックで哀愁漂う1.BBS、Prodigy参加で弾力のあるビートと構成がカッコイイ2.The Type、ベースの音、Fiendの濃いラップが激渋い3.Blood Sweat And Gears、有名ネタのメローチューン5.Smoke Break。トータル10曲で半分くらいが2分程度の曲しかないにもかかわらず、全編に渡り男の哀愁を漂わせた聴き応えのある内容になってます。Curren$yのラップもゆるゆるなフロウながら高いスキルで安定感ありますね。

2012年4月18日水曜日

50cent/Curtis

2007 NY

50centのメジャーリリース3枚目のアルバム。たしかKanyeのアルバムとどっちが売れるか勝負してたと思います。プロデュースは、Dr.Dre、Timbaland、Havoc、Jake One等さすがに豪華な顔ぶれ。ドラムの鳴りがタイトでラップもキレが良い5.I Get Money、Jake Oneのプリっとしたビートが映える9.Movin On Up、Havocプロデュースのハーコーな12.Fully Loaded Clip、ファンキーなビートにMary J.Bligeをフィーチュアした15.All of Me、日本盤のボートラの穏やかなメロー曲18.Smileが良い感じ。目立たないシングルの10.Straight To The Bankを筆頭にゆったりした曲調が多いせいか、Get Richの頃のようなキレの良いラップが聴ける曲が少ないのがマイナスポイント。個人的には結構イマイチなアルバムです。

2012年4月16日月曜日

Blueprint/Weightroom

2003 OH

オハイオのMC兼プロデューサーBlueprintが2003年にリリースしたアルバム。Greenhouse EffectやRJD2と組んだSoul Positionというグループでも何枚かアルバム出してます。Greenhouse Effectのメンバーが揃ってのマイクリレーがカッコイイ2.Proper Education、Illogicのぼんやりしたビートでのソロ曲6.Lucky、Blueprintのソロ3.Time Management、テンポの良いビートにスムーズなフロウが映える11.Keep Movin、SlugにAesop Rock、Illogic、Eyedeaらをフィーチュアした豪華なマイクリレーながらビートが地味な13.Obsolete、15.Outro後の女性MCによるボートラは情緒あるビートがなかなか。Blueprintのプロデューサー的な面を押し出したアルバムなのかラップしている曲は案外少ないかな。とうして聴きやすいアルバムなんですけどやや面白味がなかったですね。

2012年4月6日金曜日

The U.N./Un Or U Out

2004 NY

Pete Rockのアルバム等に参加していたグループThe U.N.が2004年にリリースしたアルバム。2010年にリリースされた"Marcberg"で話題になったRoc Marcianoがメンバーにいるということでちょっと期待しながら聴いてみました。そのRoc Marcianoプロデュースでドラムスの鳴りが良い2.Mind Blowin'、Pete Rockプロデュースでタイトなドラムスとループするウワモノが耳に残る4.Avenue、Large Professorによるスムーズなビートが最高な5.What They Want、疾走感あるビートの11.Russian Hat Wear。MC陣はRoc Marciano以外よく知らない連中ですが、全編タイトなマイクリレーを披露してくれててかなりカッコイイ。CDは手に入れづらいけど、アルバムとおして捨て曲なしで聴ける良作です。

2012年4月4日水曜日

C-Rayz Walz/Singular Plurals

2002 NY

NYのアングララッパーC-Rayz Walzの音源をまとめた怪しいアルバム。Aesop Rockのアルバムから10.Bent Life、Molemenのアルバムから11.Challenge Me、Cannibal OXのアルバムから12.Battle For Asgardを収録と、C-Rayz Walzがゲスト参加した曲とかも勝手に(?)入っちゃってます。この辺の曲は各々の代表作といえる作品からの収録とあってレベル高いですね。ギターがループするビートでApathyらとマイクリレーする6.The Smackdown、この人の代表曲といえる7.Whodafukareyou、シリアスなメロディーの9.Degrees、ファンキーでカッコイイ15.Pots And Pans。なかなか良い曲が揃ってますが、寄せ集め的なもんなので曲のデキや音質にバラつきがありますね。ただRedmanやPharoahe Monchなんかを彷彿させる瞬間があるC-Rayzのラップは素晴らしいの一言です。

2012年4月3日火曜日

Snoop Dogg/Da Game Is To Be Sold, Not To Be Told

1998 CA

Snoopが1998年にリリースした3枚目のアルバム。ノーリミットからのリリース第一号作品ですね。南部バウンスビートが多いことからウエッサイ好きの間ではさほど評価の高くないアルバムですが、近年の何でもアリなSnoop作品に聴き慣れていれば違和感無く楽しめるアルバムかもしれません。Fiend、Mystikalという暑苦しい二人が参加したバウンス3.Woof!、これもMystikal参加でKLCプロデュースのバウンス8.Tru Tank Dogs、ブヨブヨしたウエッサイなアルバム中随一の人気曲10.Still A G Thang、ちょいファンキーでソウル風情の18.Picture This、KLCプロデュースの音数少なめなバウンス19.Doggz Gonna Get Ya、SoopaflyプロデュースでDaz参加の直球ウエッサイな20.Hoes,Money & Clout、Master P参加でアルバムのラストを飾る怪しげな21.Get Bout It & Rowdy。聴き直してみると全然とうしていけました。ただ、ノーリミットのディスコグラフィん中でも特別上位に来るような内容ではないですね。